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悪夢リターンズ

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生まれ故郷について語ると、一言でいえばスラム街。
もう少し言えば北斗の拳。
そんな町でした。「横浜市T区」。

今はTOKYOのどっかにいるわけですが、
徘徊老人はいねーし、三弾シート(笑)の原付(爆笑)もいねーし、人糞とかおちてないし素晴らしい町なのです。

しかし…。まさか…この今住んでる町で、あの糞みてえな反吐の出る町を思い出すことになろうとは思いもよらなかったです。

16日。僕は会社をさぼ…有給を取得していたので、その日に発売した「恥知らずのパープルヘイズ」というジョジョの小説を自由が丘のマックで読みふけっていました。

すると、横の席が突如騒がしくなりました。
ス、スタンド攻撃か!?と思うほどでした。

なんか金髪にサングラスに特攻服とか、後ろ髪だけ長くてカニとか書いてある服着てるブサイクとか、トゥ金ヘッドにサングラスに眉毛なしとかの方々がそこに鎮座されておりました。

僕がすぐに思ったのはこれ。
「え?ここどこ?鶴見?川崎?」

鶴見じゃない。ここはおしゃれの街「自由が丘」。
その事実は揺るがないのです。
もう、場にそぐわなすぎてタイムリープしたのかと思った。
時間操作系スタンド使いになったかと思った。

まあ、鶴見とかいうスラムで育った僕はこんなことでは動じませんよ。ふふん。
め、め、め、目をああわわわ合わせなければだだだだ大丈夫だぜぜぜ!!

俺の精神テンションは今! スラム時代にもどっているッ!
原付が三回盗まれたあの当時にだッ! 冷酷!残忍! このおれが小説をこの場で読むぜッ

小説を読んでるんですが、となりの会話がつっこみどころ満載で集中できない。

DQN1「やべー。おいやべーぜ。」

DQN2「は?オレだし。」

DQN1「あ?オレだから。」

DQN2「は?マジかよウケるわwww」

意味ワカンネえええええええええええええ!!
なんだこの会話はあああああああああ!!
っていうかなんで一人3席椅子使ってんだああああああああ!!
店員のお姉さんドン引きじゃねーか!!!

DQN1「暇。」

5席占領して寝る金髪サングラス。

DQN2「おい。おめえ調子のんなや。」

DQN3「あ?なんだ?」

DQN2「は?てめえ眉毛ねえぞこら?」

DQN4「あ?」

仲悪いの?DQN2はDQN1に調子のんなって言ったのになんでDQN3がきれて4も便乗してんの?
なんなのこの人達?どこここ。鶴見?

DQN5「おう。遅れたのう。」

のうって。なんか増えた。

DQN2「おめえじゃねーか。」

DQN5「まあな。」

なにがだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

DQN5「女二人連れてきたわ」

DQN3「MAJIKAYO!!親友だわ!!」

DQN2「いねーじゃん。外に待たせてんの?」

DQN5「は?今いねーし。」

DQN2「あ?」

DQN3「あ?」

DQN4「あ?」

DQN5「なんだこら?死ぬか?」

えええええ!!!!一瞬立てなおしたのにもう喧嘩してる!!!
なんでだよ!!仲良くしろよ!!!小説すすまねえええええええ!!!

DQN4「そういえば、お前の先輩のロンゲにヒゲに短パンの人いんじゃん。」

DQN2「いねーよ」

DQN4「いるんだよ。」

DQN2「いねーよ。」

DQN4「マジこの前。あのおっさんに「浜の大統領」とか名付けられてキレそうだったわ」

DQN2「いねーって」

DQN4「もう鶴見に住んでねえってのによー。オレもう田園調布だし。」

DQN2「あー。いたわ。」

なんかDQN2が可愛く見えてきたわww
ん?
今…なんて言った?

おい…おまえ…。つ、つ、つ鶴見出身かよ!!!!!!!
だからかよ!!!!!!!もうやだ!!なんでこんなおしゃれ町でまでそうなの!!
やめて!!お願いだからもうやめて!!!!

ビッチ「ちょりーす」

DQN5「きたわー。」

DQN4「よんでんじゃねーか」

ビッチ「なんでこんなにいんだよ殺すぞ」

DQN5「いねーし。」

ビッチ「いるし。」

DQN2「いねーし。お前の席あそこな(DQN1を指して)」

ビッチ「勃起してんじゃねーか。帰るわ。」

その後なんか揉めてたけど、俺はいいや限界だ!吉良吉影だった。
エクセルシオールでフーゴの小説読んだ。平穏で泣けてきた。
もうあそこのマック行かない。