当時を振り返ってみる
ちょっと前では考えられなかったのですが最近の日本は地震以外でも災害が増えてきました。
水害ですね。
ちらほらブログでは書いてたのですが、実は我が家も2019年10月12日に台風19号で床上浸水してしまいました。
令和元年早々にやってくれたな…!
まあ、実際体験しないとわからないことは多いですけどこれはまさにそれでしたね。
まあ、確かに命助かったならよかったんだけどよくねえんだわ。
むしろその後がめちゃくちゃめんどくせえのだ。あー。息吸うのもめんどくせ。
特に0歳児とかいると色んな意味で大変なことになるからきをつけるべきですね。
ちなみに一人暮らしならそこまでじゃない可能性が高い。これはオレが住んでたところが「ウチ以外一人ぐらし」だったからわかる。ムカつくくらい楽勝感でてた。
まあ、一人で住んでて家買うってのもそうないと思うし。
備忘録①
家を買うなら立地が低いところを買って水害に合うととマジで人生詰む。
多分保証金やら保険出てもマイナスになる可能性が高い。
中途半端に床下浸水とかが起こるとめちゃくちゃ金額下がるから最低最悪。
台風直撃時点の状況
オレは完全に台風を舐め腐っていた。
東京でまさか台風の被害に合うなど微塵も考えていなかった。だってオレが生きてた35年でそんな話聞いたことなかったし。
今思えば土曜に来てくれなかったら逆にやばかった。
むしろワイはTMレボリューションかよとか言いながら欲望のレベルを上げていた。
音がこもって何言ってんのかさっぱりわかんねーという…。
あれなんとかなんねえのかな。
息子とお昼寝とか意味不明なこと言ってる僕の災害リテラシーの違いがくっきりわかる。
お昼寝してたらマジで手遅れだっかたもしれないのだ。
突然迫りくる水害の現実
駐車場までの道はすこし低いところにあったからか大変なことになってた。
なんかマンホールから滝のように水が吹き出しまくってたので絶対あいつのせいだった。くそ!マンホールの野郎!!
このときの失敗はこれである。
失敗体験その①
なんか高いものとか大事なものはとにかく高いところへぶん投げろ。
時間なかったらベッドでもいいから投げとけば大事なものは助かる可能性が結構ある。
なんかそこ急に低くなるから。さっきオレそこで
「ぐああああ!!急に低くなったあああ!!!」ってなって腹まで急に水に浸かったから。
避けて行け。
応!…
ぐああああ!!急に低くなったあああああ!!!
息子は透明の赤ちゃんを抱えるクレイジーダイヤモンドの構えで運んだから終始無表情だった。
車で緊急脱出
すでに車に最低限のものを積み込んでいたので緊急離脱した。
っていうかもう水がタイヤのところまで来てるアカン。
ちなみに僕はこの数日前に
「金やべえ気がするなぁ…。車売るか!」って嫁に相談して喧嘩になっていた。
嫁としては
「災害の時とか車なかったらめちゃくちゃ大変やん。アホちゃうかおまえ。」との主張で完全にそれが証明された形になってしまった。
いや、むしろこの喧嘩がフラグだったのかもしれない。
はっきり言って、この台風19号大活躍したのは我が愛車「スイフトスポーツ(チャンピオンイエロー)」である。
逃げるときだけでなく、今後ほぼ毎日活躍してくれた。
ありがとうスイスポ、本当に……本当に……『ありがとう』…それしか言う言葉がみつからない…
そしてオレは車を売ることをやめた。
成功体験その①
車を売ろうと思ってるなら災害のときにめちゃくちゃ役に立つから一考すべき。
特にファミリー世帯は金が許すなら都内でも持っとけ。マジで災害時に逃げやすい。
あと災害後も車があると移動しやすすぎワロタ。常に移動してた。むしろたまに住んでた。
とりあえず上に向かい走りまくる僕ら。
上野毛ならめちゃくちゃ上にあるから絶対大丈夫という絶対的信頼感があった。
気分はグリーンデイ最中のブチャラティ達みたいになってた。
避難場所と人の善意とツイッター検索で状況把握
とりあえず、ブックオフの誰もいない駐車場に車を停めてみた。
なんかウチはど偉いことになってるのに、普通にコンビニとかやってるのが頭の混乱をより早めてくれた。
そんなとき1通のラインが知人から来た。
なんかテレビ眺めてたらここ見たことあるけどTAOの家付近じゃね?と心配してくれたのである。
めちゃくちゃいい人すぎる。
と返してみたらウチに来いと言われたので一晩お邪魔してしまった。
めちゃくちゃいい人すぎる。
成功体験その②
緊急離脱時に助けてくれる人にはお言葉に甘えろ。
貸し借りが頭によぎっても後で返せ。
テレビを眺めてたらなんか見たことあるウチの近所の道路で車が全部水没してた。
まじかよ。超やべえじゃん。と思いツイッター検索してたら、世田谷区がこんなことを言っていた。
この時点ではニュースになってなかったのでRTも少なかったが、後日テレビで報道されてしまい有名水害スポットと化してしまった。
ワイが肺炎のときにここに行ったら、タクシー呼ばれて別の病院に行かされた…こんな俺しか知らなそうな…病院が…。
全国区になってしまった。
もうこの時点で完全にウチも水没してるのだけど家が無事であることを…100%信じる事にした。
だが、あと『1%』信じたい。
そう思いオレと嫁はまったく寝れなかった。息子はグースカ寝てた。
現実逃避と突きつけられてくる現実
翌日車で我が家に戻ってる最中は別になんてこともないいつもの日常だった。
2019年に台風で床上浸水したもう3年前のことになるが、台風19号で床上浸水したことがある。ふ。この時期になると古傷が痛むぜ!その当日の話だけ書いてほったらかしていた。しかし、俺の中のイマジナリー弟はこう言っている。元人間の[…]