味噌汁は如何なるときも必ずつけたい。
松屋でトチ狂っていると評判の「カレーwith味噌汁」も俺は賛成だし、
ラーメンに味噌汁つけても私は一向にかまわんッッ
そんな僕なのだけれど、好きとは言いたくない。
否ッ!言えぬのである。どうしてなのだろう。
やはり俺が小学生の頃に起きた悲劇に由来しているのであろう。
あれは忘れもしない小学5年生という毛が二本くらい生えたことに小さな大人を見つけていた年頃のことである。
事件の発端は唐突な担任のこの一言が事件のきっかけだった。
「味噌汁パーティをします!」
正直クラス全体が?マークで包まれているのだけれど
担任は勝手に開催してしまった。
まず最初に言っておこうと思う。
『このクラスは狂っていた。』
それは、授業中騒ぎまくってたら
「そんなに騒ぎたいなら外で遊んで来い!」と言われ
待ってましたとばかりに日が暮れるまで本当に外に遊びに行ってしまい
親を呼び出された僕らがいたことが原因ではない。
エヴァンゲリオンを馬鹿にしたら柱に頭ぶつけて発狂したりする野中君がいたからでもない。
ただ担任がキチガイだった。
味噌汁パーティ開催宣言から数日後、
僕たちはその味噌汁パーティとかいう意味不明な頭が沸いてるとしか思えない企画を家庭科室で実行していた。
「そもそもなんで味噌汁なんだよ。なんで付属品のみしか作らないだよ。どんだけ味噌汁好きなんだよ。イカレてんのかよ!誰得。」とも誰も言わずにみんな楽しんで作っていた。
子供とは純粋である。こんな意味不明な糞企画でも楽しめてしまうなんてあまりにも純粋すぎる。
開催から一時間後、もう味噌汁も完成というところで平穏な時間をぶち壊す事態がおきた。
担任「おまえら!ふざけてるのか!!」
正直、当時の純粋な俺でも思ったね。
あ?なに言ってんだこのじじいは突然?頭大丈夫か?と。
担任「俺は!こんな家庭科室じゃなくて!畑で味噌汁を作る予定だったんだ!!!」
正直、つっこまざるを得なかった。
え?待って。なんで完成直前に言うの?
っていうか、おまえそんなこと今まで一言も言ってないよね?
っていうかただのおまえの希望だよね?
そもそも電気通ってない畑でどうやって調理すんだよ?
もう脳みそが味噌汁なんじゃないのかこのおっさんは?と。
さらにヒートアップするキチガイは続ける。
担任「もう俺はしらん!お前たちにはがっかりだ!もう帰る!!!」
な、なんなんだこいつは?すさまじすぎる…。
その後は大変だった。
担任のキチガイ行動に興奮したエヴァヲタの野中が味噌汁をひっくりかえして奇声あげ出すわ。
「ちょっと男子!ちゃんとやってよ!」とかいうタイプの女の子(ブス)を筆頭に数人でわざわざキチガイ担任に謝罪しに行ったりしてた。
俺テトリスしてたからなにを謝罪したのかはしらんけど。
なんか戻ってきて「おまえら本当に反省してるのか!次はないぞ!」とか言ってた。
なにがだよ。もうテトリスの邪魔だから帰ってくれよ。
そんなこともあり、通常1,2年、3,4年、5,6年は担任同じはずなんだけど
6年生になったら担任変わってた。まあそりゃそうだろうな。
たぶんそんな話があって、無意識に「味噌汁好き=キチガイ」のイメージが出来てるんんでしょうね。というお話。
しかし、今でも思うよ。あの担任マジで頭おかしいだろ。