それはリステリンを使えばいいんだよ。
いーや。間違っている。僕はそう思った。
終わりの始まり
あれは寒さを感じだした冬の始まり…11月後半だった。
朝ァ!いきなり!僕の顔面にカラミティエンドを繰り出しこの僕を叩き起こす息子ッ!
朝っぱらから「ぶべらっ」と画太郎ちっくな奇声を上げる。ふふ、いつもどおりだね。
息子はなんだ?大魔王を目指してるのか?たまに天地魔闘の構えで寝てるのもそういうことか?
だが、ふと気づいた。
なんだと?確かに最近…落としたスマホを無茶な体制でナウでヤングな頃と同じように拾おうとして腰の謎の位置に激痛が走った…。
そう…あれは万物共通の痛み。そして人はこれを恐れる。あのピッコロ大魔王でも恐れたもの…老いだ。
俺はたかが1歳の息子のカラミティエンドでダウンしてしまったのか?
クソザコナメクジにもほどがある。鬱だ死のう。
いや、待て。あいつはワイのハナクソが固まって痛い鼻の位置を的確に狙ってきた。
かなり良さげに言えば人間の急所である人中だ。
だが、ワイはほっぺたが痛いじゃあないか?じゃあ1歳半の大魔王チョップでダメージを受けたわけじゃないんだ。
よかった1歳児に始末された35才児はいなかったんだね…。
違うな。これ。歯がいてえわ。えー。うそですやん。
確かに痛かったけど、これはつい1ヶ月前に歯医者通いして直したはずだ。ま、まさか!?
あの野郎!!どこだ!
さてはヤブ医者だったんか!?二人の関係はおしまいなのかァーッ!!答えろォォォォォォーッ!!
噂?宇宙の果てを知らねえようにそんな噂知らねえ
は?さし歯?どこの愚地独歩にぶん殴られたんだよ。ワイは反社か。
って消えてったって…さし歯になって帰ってきたって…噂になってるんやで!!
いや、まあワイがさし歯でもなんでもええわ。
パイセン…そのリステリン歯磨きは…既に我々が2000年前に通過した場所だッッッ
そして!歯磨き後に口の中がなんか痛くてすごく歯を磨いた感じになる。すごE。レベルE。
まさに一騎当千の歯磨き粉!それがリステリン!…そう思っていた頃がワイにもありました。
そうだ!歯医者に行こう!
時を戻そう
朝カラミティエンドで起こされたが歯がクソいてえので仕事にならん。
ロキソニン…!!ロキソニンはどこだ!!ちこうよれ!!
ロキソニンは本当に僕に優しいんだ。
バファリンの半分が優しさ?違うね。ヤツのは紛い物だ。本当の優しさはロキソニンが持ってるんだ。
だが3時間後また痛くなる。くそロキソニン!やはりオマエは裏切るのか!
よくもよくもぼくをォ!!よくもだましたアアアア!!
こんなヤクに頼っていたら反社になってしまう。
ワイは反社か。
いーや。違う。歯医者に行く!「俺は歯医者に行くぞジョジョーーッ!!」とweb会議ツールのチャット機能で上司に報告して歯医者に逝ったのだ。
虫歯じゃないッ!
まだ始まってもいねえぞ。せめてハンターが完結…は諦めたから呪術廻戦が終わるまでワイの体持ってくれよーー!!3ベェだーー!!)
そういえばそんなことを歯科衛生士のお姉さんと約束したな。
はるか昔のことのようだぜ。
めっちゃ力入れて一生懸命磨いてた。
知覚過敏の世紀末救世主。「シュミテクト」
いや、リステリンは最高だよ。
ただ、俺に限っては最低だっただけだ。
なんか歯磨きした後に神経痛みたいなのがあるなぁ…とは思ってたんだ。
思ってたんだけどね。アタシってほんと助六。
どうやら知覚過敏はリステリンだとだめらしい。
なんか染みるし。
リステリンは知覚過敏じゃない人はつかったほうがいい。間違いない。
俺は次の日にはロキソニンに頼る必要がなくなった。
あんな奴はもう用済みだ。これからはシュミテクトと共に行きていくんだい!