僕と鶴見線の思い出
幼稚園に入ったくらいの頃、この間他界したうちの爺さんとよく駅まで散歩していた。
そのとき、よく私の実家の最寄り駅鶴見駅に行ってたんだけど。
駅の改札から謎の黄色い電車が見えていた。
僕「じいちゃん!オラあの黄色い電車に乗りてえ!オラわくわくすっぞ!」
当時の僕はかめはめ波とか出ると認識してるくらい純粋であったが、
今現在乗ってる愛車ネイキッドが黄色であるようにこの頃から黄色に惹かれていた。
いずれ「これが俺の本体のハンサム顔だ!」とか言い出しそうな逸材であったのは間違いない。
爺さん「おう!次来る時な!」
大体京浜東北で川崎までいくことはあったのだけど、
この謎の黄色い電車には乗っていなかったのだ。
オレは次回ついにあの黄色い電車に乗れることに高ぶっていた。
界王拳10ベエくらいは使っていた。
だが、事件は起きた。
この当時、駅の改札は駅員さんが謎の武器で切符を手動で切っていた。
今のようにスイカだかでスイーっと行けないわけである。
爺さん「10円足りないわけ無いだろ!!」
爺さんは駅員に10円代金が足りないことを指摘されブチ切れていた。
子供ながらに10円くらいいいじゃねーかと思ったが、僕はガタガタ震えるだけだった。
こうして駅員さんに最終的に10円払い敗北した爺さんは、オレを駅ではなくなんか別の散歩ルートに連れてくようになってしまった。
今ならわかるけどなんか気まずかったんだろう。
時は経ち、最近上司が乗って、1時間に1本しかこねーんだけどこの電車。
おまえの地元の電車なんなの^^;って言われて存在を思い出した。
今や黄色くないらしいこの電車の名は「鶴見線」。
20年以上の時が経ち…爺さんよ。今誓いを果たす時が来たぜ!
【鶴見線】猫がいっぱいいる無人のJR!扇町駅!本当にここは横浜か?
鶴見線はその名の通り鶴見から出ている。
その終点は3つある。
いい終点関係ってのには、3つの『U』が必要なんだなあ………!
ああ…交通手段は『電車』なのか?
当然!『バイク』だッ!祖先から受け継ぐ『バイク』ッ!それが流儀ィィッ!!
この駅は猫がボスとして君臨していることで有名だ。
子猫ばっかりいた。癒される…。
この謎のアーチ…。そしてここが神奈川県の…しかもJRの駅だというのか。
ちなみに人は居ない。無人だ。無人駅…。本当にJRなのかここ。
うーむ。どうやらオレは昭和に来てしまったらしい。
バイツァダストか。
工業地帯なのでめっちゃトラック走ってた。
なんかそわそわするわ^^;
【鶴見線】もはや昭和前期?大川駅
もう一つの終点はさらなるカオスだった。
普通に駅わかんなくて通り過ぎた。
ザ・ワールド!(時よとまれみよ)
ほ、掘っ立て小屋かな。
年季がすごい。なんでも太平洋戦争時の弾痕の跡があるらしいんだけど場所わかんなかった。完。
なんか…オレは鶴見について何も知らなかったのかもしれない。
【鶴見線】またもや無人駅。本当になにもない。武蔵白石駅
名前がかっこいい。
武蔵小杉、武蔵小山などに並ぶ名駅…じゃないな。
周りに何もない…。なんかめっちゃ名前かっこいいのに無人駅。えいなぁ。
【鶴見線】なにもない…。安善駅
【鶴見線】居酒屋もあるよ!国道駅
国道15号線沿いにある生麦の手前の駅。
っていうかこんなとこに駅あったのか。いつも普通に通り過ぎてたわ…。
ここが…国道駅…。
!?
ごくり。ここは…。
おれの精神テンションは今! 貧民(鶴見)時代に戻っているッ!
冷酷! 残忍! そのおれがこの場所を倒すぜッ
なんか焼き鳥屋があったから買いたかったけど、又の機会にしよう。
さらにオレが知らないうちに生麦あたりに高速が追加されそうになってるじゃまいか。
時代かー。
【鶴見線】どうでもいいけど僕の実家の近く!鶴見小野駅
たぶんここが実家から一番の最寄り駅。
来たのは初めてだ。
何故なら鶴見線に乗る用事が今までなかったから。
【鶴見線】無人ファミリーマート!!!?弁天橋駅
無人ファミリーマート
夜とかこわそう。
まあ、工業地帯だから人はそれなりにいるんですが。オレの場違い感。
【鶴見線】入船公園懐かしいな。浅野駅
ねこがいた。めっちゃ人懐っこい。
バイクは「入船公園」に置いた。
懐かしいなこの公園。
よく同級生の片野くん(仮名)達と野球をしたものだ。
片野くんのカラーボール何個なくしたかわからない。
そしていよいよ…メインの駅に向かうぜ。
【鶴見線】海が見えるよ!海に隣接した「外に出れない」とんでもない海芝浦駅
浅野駅から電車に乗る。
見えたか?気づいたか?これが初めての鶴見線だ!
これ鶴見線の記事なのに、ここで初めて乗った。今までバイクで駅を渡り歩いていましたからね。
何故なら、次の「海芝浦」は、電車じゃないと行けないのだ。
ここはサザエさんでお馴染み東◯の社員しか降りられない伝説の駅。
うみしばうら
それも「海の上」なのだ。
見ろ。
この場所ならチョコレートパフェなんて乙女チックなものを食べながら甘ったるくてロマンチックなムードにひたれるのだ。
さらに横浜もとい川崎の工業地帯が見渡せる。
あと10分もすれば日が暮れて夜景を楽しめたのだが、
10分待ったら電車が行ってしまう…。
そうすると次に電車が来るのは…「1時間後」になってしまう。
と、閉じ込められる。
待てよ…!ここ関東だろ!どうして1時間に一本しかこないのよォォーーーーッ!!
これが鶴見線レクイエム。
あの日の誓いは果たしたぜ爺さん…。
このたおかす。決してセンチになったわけでない。
【追記】鶴見線の海芝浦駅で初日の出を見にいった
何故か駅から出れないという衝撃の駅で見てきました。
まず、浅野駅付近の入船公園とかいう公園に車を止めます。
つぎに社畜以外誰も乗らないことで評判の鶴見線に乗ります。
なんと東京から近いのに無人駅です。
鶴見線乗ったらめっちゃ混んでて草。
初日の出ってすごい。
9時45分頃に目的地「海芝浦駅」へ。
ついに新調したデジイチ。D300Sのパワーを見せる時が来たな!!!!!!!
昇る太陽。感動する僕。デジイチでその瞬間をおさめた……
はずだった
歩美「どうしたの?コカンくん」
コカン「妙だな…あの人…一心不乱にカメラで撮ってる割には左上に
メモリーカード入ってませんマークが出ている」
ファ!?何やねんこのカメラ!!メモリーカード入ってないのにシャッター切れるとかおまえ!!
これは…オワタ…。
今年は出だしで糞になった。クソみてえな2017年になrことが確定してしまう…。
わい「あかん。ない。」
嫁「は?なにが」
わい「メモリーカードない」
嫁「はぁ?おまえほんとふざけんなよ」
そう言って予備のメモリーカードくれる嫁。
神かよ。
新年早々ToLOVEるがあったがとりあえず初日の出は撮ったぞ!