唐突に嫁に陣痛が来て救急車で運ばれて30分で高速出産した話

Last Updated on 2024年3月26日

あれは2019年2月1日のことだった…。

3週間以上早くその時は来た。

いつもどおり通勤した僕。
嫁も眠そうに布団の中から送り出していただけだったのでそのときは予想もしていなかった。

10時

嫁「始まったかもしれない」

わい「嘘だろ承太郎!!」

正直この時点ではいくらなんでも早すぎる。
これは…陣痛前の予行練習的ななんとか陣痛ってやつやろ(ハナホジ)と思って会社を抜け出したのですが。

なんか嫌な予感がしたので途中でタクシーで帰った。
あと1台しかなくておっさんが乗ろうとしてたがダッシュで並ぶことにより事なきを得た。

家についたら地獄絵図だった。
わいはヨッメがあんなに声出せることをこのとき初めて知った。

ヨッメ「ああhぐhづいあhだああああ!!!!」

わい「ひえっ!!あばばばば!!」

テンパるわい。
糞の役にも立たない。

無敵のスタープラチナーー!!早くきてくれーーー!!
だが、かろうじて喋ってる感じだと自分で病院に連絡していた。
そして、病院が救急車を呼んだっぽい。

だが、ここでわいは逆に!病院に電話して救急車の状況を聞き出そうとした!!
今思うとわかるわけねえだろ頭おかしいのかこいつ…病院の邪魔すんな!と思うがテンパってた。

わい「びょ、病院ですか!!きゅ、救急車ばばばば」

この日の夜看護師さんにはこう言われた。

「旦那さんめちゃくちゃテンパってて何言ってるかよくわからなかったし、なんか電話切れちゃったんですけど
救急車だいぶ前に呼んでたからとりあえず待機してましたwww大変でしたねwww」

わい「…」

バキのドリアンみたいにキャンディ…ということしかできなかった。

当時は嫁の絶叫がすごいわ、救急隊の人頼もしいわ、わいは無力だわ、空気清浄機はぶっ倒れるわでカオス。
救急車の中でも救急隊の人が頑張れ頑張れ言ってる中、
わいは嫁のなんか背中擦ることしかできなかった。

嫁はイケメンの救急隊員にしがみついてた。

そして…出産完了!
病院ついて30分で産まれた。そんなに早いものなのか…?

なんか嫁の手握りしめて頑張れ頑張れ言ってて横見たらそこにはあれが!!!

金玉がそこにはあった。
これが息子…。

しかし、嫁からは「そういえばお前どこに居たんや?」と言われる始末。
ば、馬鹿な。

いや、待て。陣痛開始から4時間で出てきたのか!?
普通10時間くらいかかるのでは…。

わいも嫁もまさか3週間以上前にこんな高速で出産するとは思ってなかったので「?????」ってなってた。
しかも前日まで入院してたし。

そう、入院してたのだ。正直ここまでも結構大事件がいろいろあったけどまあ、今回はいいや。
そのせいか、めっちゃ看護師さんも「?????」ってなってた。
高速でなんらかの展開があったせいで「????」ってなってたのと

嫁がまじで死ぬのでは?って状態だったのとで
ムスッコ誕生シーンでは泣きはしなかったけど感動した…。

そしてわいにあの壮絶な出産シーンは耐えられそうにない…。
せめてムスッコを育てる際にできるだけ負担しようと思いました。
以上です。